(第1章)5年後も存在しつづける経営者の条件とは?

「あなたの仕事は、5年後もお客様に愛されつづけているでしょうか・・・?」
ここで、皆さんに質問です。
中小企業、(店主・個人事業主の方も含む)が
起業後、5年経っても継続して経営している割合は、
いったい何パーセントだと思いますか?
1,35%
2,15%
3,46%
いかがでしょうか?
あなたの会社は、5年後も生き残っていますか?
誰でも自分の会社は5年後も大丈夫だと思っていますよね。
でも、そう思っている方ほど続いていないのです。
答えは・・・2番の15%です。
なんと、
85パーセントの中小企業が、
せっかく起業しても廃業に追い込まれている というのが現状です。
廃業の理由の70%は、営業不振によるものだそうですが、
私は、その理由は、ごく表面的なことだと考えています。
廃業に追い込まれた本当の理由は、もっと根本のところにあるのです。
せっかく起業したのに、5年ももたなかった・・・
そんな人がひとりでもいなくなるように、
このブログでは、5年後も愛されるための秘訣を皆さんと探っていこうと思います。
これから起業する方も、すでに始めている方も、
順調に業績を伸ばされている方も、
余計なことかもしれませんが、
今一度ご自分のビジネスを見直すきっかけにしていただけたら幸いです。
5年後も存在しつづける経営者の条件とは・・・
コンサルタントの観点からみて、5年後も廃業していないビジネス経営者には、
次の3つの条件が揃っています。
1,ビジネス(或いは会社・店舗等)に確固としたコンセプトがある。
ここでいうコンセプトとは、そのビジネスが、世の中のために、
どのような価値を提供するかという、揺るぎない信念を言います。
例えば、八百屋さんが無農薬野菜を販売するといったことは、一見お店のコンセプトがあるように思われがちですが、これは店の特徴であり、コンセプトとは言えません。
ビジネスコンセプトとは、経営者の心構えや精神を表すものなのです。
2,カスタマージャーニーを把握している。
これは、あなたのビジネスを、レールの上に置いたとき、
お客様が今どこにいて、そして、お客様がいる場所に適した対応ができているかということです。
例えば、あなたが何らかのセーラーだったとします。
あなたのビジネスをまったく知らない潜在顧客が、やがて見込み客になり、そしてあなたの顧客に変わっていく・・・、
そのお客様がリピーターになり、最終的にはロイヤルカスタマーという上位顧客になっていく・・・。
潜在顧客 → 見込み顧客 → 顧客 → リピーター → ロイヤルカスタマー
といったように、あなたのビジネスレールの中で、お客様がどのステージにいるかが分かります。
そして、どのステージにいるかがわかると、
あなたは、今、何をするべきかが分かるのです。
3,経営での弱いところ(ボトルネック)を把握し、その施策が取れている
なんらかの経営をしている限り、ビジネスには良いときも悪いときもあるものです。
なので、経営者は、常に弱点を見据えて、
対策を取っていなければなりません。
行き当たりばったり、どんぶり勘定の経営者は、
5年後も生き残れませんよね。
会社には、必ずボトルネックがあります。
その弱いところを把握し、対処することが大切になってきます。
5年後、10年後生き残る会社は、やはり他とは何かが違うのです。
その何かを、これから具体的にお伝えしていきます。
何年も、お客様に愛され続ける会社になってもらうために・・・。