口コミと流行は、「3」の法則で出来上がる

from:パーソナルブランド構築家 根岸秀行
サンナオカフェにて…
あなたの好きな数字はなんですか?
私は「3」が好きです。
統計学や、マーケティングをしていると、
なぜが、この世界は「3」で出来ていることが分かってきます。
3次元の世界だからというだけでなく、なぜか「3」なのです。
たとえば、私たちの体の腸内には、悪玉菌と、善玉菌と、日和見菌が存在します。
この割合も、悪玉と善玉で30%と日和見菌が70%。
日和見菌とは、悪玉にも善玉にも当てはまらず、形勢をうかがいながら強い方につく菌です。
ということは、腸内環境を動かしているのは、
悪玉菌と善玉菌であり、腸内全体の3割になります。
この腸内細菌の割合と、世の中の仕組みも非常に近いものがあります。
ここで、面白い質問があります。
質問:世の中の流行りというものが、どのように広まっていくかご存じですか?
たとえば、iPhone7などのスマホは、どのようにして世の中に浸透していくのでしょうか?
回答します。
それは、まず「イノベーター」というマニアな層が飛びつきます。
新しいものが大好きな層で、実際に試したいというピュアで好奇心あふれた方たちです。
この層が
10%です。
その後、流行の先端でいたいという欲求を持った「アーリーアダプタ」という層が飛びつきます。
この層は、イノベーターの様子を見て、良いと感じたらすぐに購入します。
そして、周りの人に自慢するのです。
イノベーターのようなマニアではなく、流行の最先端を
行きたいという欲求と自己アピールの心理で動きます。
この層が20%。
残りの70%の人たちが、「アーリーアダプター」の影響で、徐々に購入していきます。
要するに、「イノベーター」から始まり、「アーリーアダプター」までの30%が、 世の中の流行りを作っているのです。
それは、洋服の流行も同じことです。
その他、統計学でも、全体の3割の中の3割など「3」がKEYになって
動いていることが少なくありません。
ということは、口コミや流行を生み出すためには、
不特定多数の方にアプローチするのではなく、コアな層である3割をターゲットにすればいいことになります。
そのためには、
ターゲティングが必要になってきます。
そして、リサーチが必要です。
ターゲットとなるコアの層が、どのような欲求があるのか?
どのような問題を抱えているか?など。
それが分かったら、ターゲットが集まっているSNSにアプローチして反応を見てみて下さい。
そして、反応や意見をもらいチューニングしていくことで、口コミや流行が出来上がっていきます。
「3」の法則で、ターゲットを絞ったアプローチをしてみてはいかがでしょうか?